こんにちは!皆さんの韓国語の実力をアップグレードする [毎日ハングル] です!👋
今日のテーマは、ビジネスの現場やニュースで必ず耳にする 「企業の倫理と社会的責任 (Corporate Ethics and Social Responsibility)」 です。
最近、韓国では 「ESG経営(環境・社会・ガバナンス)」 が企業の生存を左右するほど重要なキーワードになっています。消費者は単に良い製品を買うだけでなく、その企業が「どれだけ正直か」「社会に貢献しているか」を厳しくチェックするようになりました。
特に、製品に欠陥が見つかった時の 「リコール(回収)決定」 は、その企業の真価が問われる瞬間です。今日は、そんな緊迫したビジネス会議やニュースの討論で使える、少しハイレベル(C1)な表現を一緒に学びましょう!✨
📝 今日の核心表現 (Key Expressions)
ビジネス会議やニュースで自分の意見を論理的に伝えるための重要表現を3つ選びました。
1. 전량 회수 (全量回収)
- 発音 [ロ-マ字]: [jeollyang hoesu]
- 英語の意味: Total recall / Full recovery
- 詳細説明: 市場に出回っている製品をすべて回収することを意味します。企業にとっては莫大な損失になりますが、消費者の安全を最優先するという強力な意志を示す表現です。
- 💡 発音のコツ (Pronunciation Tip):
- ‘전량’は
jeon-ryangではなく [jeollyang] と発音します。 - パッチム「ㄴ(n)」の後に「ㄹ(l)」が来ると、「ㄴ」が「ㄹ」の音に変わる「流音化」 という現象が起きるからです。「チョンリャン」ではなく「チョルリャン」のように発音すると、ネイティブのように聞こえますよ!
- ‘전량’は
2. 도의적 책임 (道義的責任)
- 発音 [ロ-マ字]: [douijeok chaegim]
- 英語の意味: Moral responsibility
- 詳細説明: 法的な義務を超えて、人として、あるいは企業として当然守るべき倫理的な責任のことです。「法的には問題ないが、道義的責任を感じる」という文脈でよく使われます。
- 💡 発音のコツ (Pronunciation Tip):
- ‘의(ui)’の発音は難しいですよね。ここでは [douijeok]、つまり「의」が「이(i)」に近い音で発音されることが多いです。
- 標準発音法では、単語の初め以外の「의」は [이(i)] と発音することも許容されています。「ドウィジョク」と言うのが難しい場合は、「ドイジョク」と発音しても自然に通じます。
3. 신뢰를 회복하다 (信頼を回復する)
- 発音 [ロ-マ字]: [silloereul hoebokada]
- 英語の意味: To restore trust
- 詳細説明: 失ってしまった顧客や社会からの信用を再び取り戻すことです。リコールの最終的な目標は、単なる修理ではなく、この「信頼回復」にあります。
- 💡 発音のコツ (Pronunciation Tip):
- ここでも「流音化」が登場します!’신뢰’は
sin-loeではなく [silloe] と発音します。 - 「シンロエ」と一文字ずつ読むのではなく、「シルロエ」と流れるように発音するのがポイントです。
- ここでも「流音化」が登場します!’신뢰’は
🗣️ 実戦会話 (Dialogue)
それでは、実際のビジネスシーンでどのように使われるか見てみましょう。
ある電子機器メーカーで、新製品のバッテリーに不具合が見つかり、チーム長と担当者が対策会議をしています。
キム チーム長: 이번 배터리 발열 문제, 어떻게 처리하는 게 좋을까요? 일부 제품에서만 나타나는 현상이라 고민이네요.
(今回のバッテリー発熱問題、どう処理するのがいいでしょうか?一部の製品だけで現れる現象なので悩みますね。)イ 代理: 당장의 손해는 크겠지만, 저는 전량 회수(jeollyang hoesu)를 해야 한다고 생각합니다.
(当面の損害は大きいでしょうが、私は全量回収をすべきだと思います。)キム チーム長: 역시 그게 맞겠죠? 요즘 소비자들은 기업의 투명성을 중요하게 생각하니까요.
(やはりそれが正しいですよね?最近の消費者は企業の透明性を重要視しますから。)イ 代理: 네, 맞습니다. 끝까지 도의적 책임(douijeok chaegim)을 다하는 모습을 보여줘야 떨어진 신뢰를 회복할(silloereul hoebokal) 수 있을 겁니다.
(はい、そうです。最後まで道義的責任を全うする姿を見せてこそ、落ちた信頼を回復できるはずです。)
🇰🇷 韓国文化 & トレンド深掘り
「真正性(ジンジョンソン)」が鍵!韓国の謝罪文化
最近の韓国ビジネス界で最も重要なキーワードの一つが 「真正性(진정성, jinjeongseong)」 です。
何か問題が起きた時、単に「すみません」と謝るだけでは不十分です。
- 迅速な対応: 問題発生からどれだけ早く反応したか。
- 具体的な対策: どう責任を取るのか(全量回収など)。
- 共感: 消費者の不安にどれだけ寄り添っているか。
韓国の消費者は、企業がミスをしたこと自体よりも、その後の対応(事後処理)を見て企業を評価します。ドラマやニュースで、企業の代表が頭を下げて謝罪会見を開くシーンを見たことがありますよね?あれは、社会に対して「私たちは逃げずに責任を取ります」というメッセージを視覚的に伝える重要なパフォーマンスでもあるのです。
今回学んだ表現を使って、「私は企業の利益よりも倫理が重要だと思います」と韓国語で議論できれば、あなたの韓国語レベルは間違いなく上級者として認められるでしょう!😎
🎓 今日のまとめ & 練習問題
今日は、企業倫理とリコールに関連する少し難しいけれど重要な表現を学びました。
最後に簡単なクイズで復習してみましょう!
[問題] 空欄に入る適切な言葉を選んでください。
“今回の事故に対して、わが社は法的責任だけでなく、_____を感じています。”
- 전량 회수 (全量回収)
- 도의적 책임 (道義的責任)
正解は… (スクロールして確認!)
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2. 도의적 책임 (道義的責任) です!
いかがでしたか?
今日の表現を使って、最近気になったニュースについて韓国語でコメントを書いてみてください!
それでは、また次回の[毎日ハングル]でお会いしましょう!アンニョン!👋