K-POP、クラシックを纏う:壮大な編曲で名曲を生み出す秘訣
こんにちは!皆さんの韓国語能力をアップグレードする【毎日ハングル】です!
今日は、音楽の専門的な会話や評論で使える、少しレベルの高い韓国語表現を学んでいきましょう。テーマはズバリ、「大衆音楽のオーケストラ編曲」です!
最近の韓国では、BTSやSEVENTEENといったトップアイドルの楽曲や、人気サバイバル番組『KINGDOM』のステージなどで、壮大なオーケストラサウンドを取り入れるのが大きなトレンドになっています。このような音楽について深く語り合えるようになれば、あなたの韓国語は間違いなく「専門家レベル」に聞こえるはずです!さあ、あなたの「音楽を語る力」を一緒にレベルアップさせてみませんか?
核心表現トップ4:あなたの音楽談義を豊かにする
1. 현악기 라인을 쌓다 (hyeon-ak-gi ra-in-eul ssa-ta)
- 発音 [ローマ字]: hyeon-ak-gi ra-in-eul ssa-ta
- 日本語の意味: 弦楽器のラインを重ねる(積む)
- 詳細説明: 作曲や編曲の現場で非常によく使われる表現です。「쌓다」は「積む、積み重ねる」という意味の動詞で、ここではヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの各パートを層のように重ねて、豊かで深みのあるサウンドを作り出すニュアンスを表します。単純に「弦楽器を追加する」というより、ハーモニーやテクスチャーを意図的に構築していく専門的な響きを持つ言葉です。
2. 곡의 기승전결을 만들다 (gog-ui gi-seung-jeon-gyeol-eul man-deul-da)
- 発音 [ローマ字]: go-gui gi-seung-jeon-gyeol-eul man-deul-da
- 日本語の意味: 曲の起承転結を作る
- 詳細説明: 「기승전결(起承転結)」は、物語や文章の構成を示す四字熟語ですが、韓国では音楽の展開やダイナミクスを説明する際にも頻繁に使われます。オーケストレーションは、この「기승전결」を劇的に表現するための強力なツールです。例えば、導入部(기)では静かなストリングスで始め、サビ(결)で金管楽器や打楽器を総動員してクライマックスを演出する、といった流れを指す時に使えます。
3. 대선율(對旋律)을 활용하다 (dae-seon-yul-eul hwal-yong-ha-da)
- 発音 [ローマ字]: dae-seon-yul-eul hwal-yong-ha-da
- 日本語の意味: 対旋律を活用する(カウンターメロディーを用いる)
- 詳細説明: 「대선율」は主旋律と同時に演奏される、もう一つの独立したメロディーラインのことです。日本語の「対旋律」と同じ音楽用語ですね。ボーカルの主旋律の裏で、フルートやチェロが美しい「대선율」を奏でることで、曲に立体感と感動的な深みが生まれます。この言葉を知っているだけで、音楽への理解度が格段に高い印象を与えられます。
4. 빌드업(build-up) 구간 (bil-deu-eop gu-gan)
- 発音 [ローマ字]: bil-deu-eop gu-gan
- 日本語の意味: ビルドアップ区間(盛り上がっていく部分)
- 詳細説明: 英語の”build-up”と韓国語の「区間」を組み合わせた言葉(コングリッシュ)で、サビに向かって感情や緊張感を高めていくパートを指します。特にプレコーラス(サビ前)でよく見られます。オーケストラ編曲では、細かいリズムを繰り返すストリングスのオスティナートや、徐々に音程が上がっていくライザー(riser)などを使って、この「빌드업 구간」を効果的に演出します。
例文会話:K-POPファンたちの専門的なおしゃべり
A: 어제 아이돌 서바이벌 프로그램 봤어? B그룹의 편곡이 정말 역대급이던데!
(きのうのアイドルサバイバル番組見た? Bグループの編曲が本当に過去最高だったよ!)
B: 봤지! 특히 2절 들어가기 전에 현악기 라인을 차곡차곡 쌓아서 감정을 고조시키는 부분이 소름 돋았어.
(見たよ!特に2番に入る前に弦楽器のラインを丁寧に重ねて感情を高めていく部分で鳥肌が立った。)
A: 맞아. 그런 장치들이 모여서 곡의 완벽한 기승전결을 만들어 낸 것 같아. 브릿지 파트에서 첼로의 대선율도 정말 아름다웠고.
(そうそう。そういう仕掛けが集まって、曲の完璧な起承転結を作り出していたと思う。ブリッジパートでのチェロの対旋律も本当に美しかったし。)
B: 마지막 후렴구를 향하는 빌드업 구간의 편곡은 정말 압권이었어. 어떻게 그런 생각을 했는지, 편곡가가 천재인 것 같아.
(最後のサビに向かうビルドアップ区間の編曲は本当に圧巻だった。どうしたらあんなアイデアが出るのか、編曲家は天才だと思う。)
文化チップ & トレンド深掘り
最近のK-POPがオーケストラサウンドを多用するのは、単に音楽を豪華にするためだけではありません。これは、音楽が「聴く」ものから「観る」ものへと進化したことの現れです。ミュージックビデオやステージパフォーマンスで、壮大な世界観やシネマティックな映像美を表現するために、オーケストラは最高のツールとなります。
特に、『불후의 명곡(不朽の名曲)』や『킹덤: 레전더리 워(KINGDOM: LEGENDARY WAR)』のような音楽競演番組では、既存の曲をいかに独創的に再解釈するかが勝敗を分けます。そのため、多くのアーティストがオーケストラ編曲を駆使して、原曲を超えるスケールと感動を生み出そうと競い合っているのです。
Pro Tip: 次にオーケストラが使われたK-POPを聴くときは、ボーカルのメロディーだけでなく、その裏で鳴っているフルートやオーボエの「대선율」を探してみてください。それを発見できたなら、あなたはもう立派な「음악 전문가(音楽専門家)」です!
まとめと練習問題
今日は、K-POPのトレンドでもあるオーケストラ編曲について語るための、専門的でかっこいい韓国語表現を学びました。「현악기 라인을 쌓다」「곡의 기승전결을 만들다」といった表現を使えば、あなたの韓国語での音楽談義がより一層深まるはずです。
練習問題:
- 이 곡은 프리코러스에서 긴장감을 고조시키는 ( )이/가 정말 인상적이야。
(この曲はプレコーラスで緊張感を高める( )が本当に印象的だ。) -
皆さんが最もオーケストラ編曲が素晴らしいと思うK-POPの曲は何ですか?その曲がどのような方法で「곡의 기승전결」を作り出しているか、今日習った単語を使って短く説明してみてください。
今日習った表現を使って、ぜひコメントを残してくださいね!皆さんの「推し曲」の編曲分析、楽しみにしています!